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素人芸
「素人芸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
素人芸の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
人(朝倉男爵)が此の頃新たに覚えた手品を見せ度いと云うので有る、素人手品は総ての
素人芸と同じく当人には甚く面白いが拝見や拝聴を仰せ付けられる客仁に取っては余り有....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
しまったのです。 むかしから素人の芸事はあまり上達しないにきまったもので、俗に
素人芸、旦那芸、殿様芸、大名芸などと云って、先ず上手でないのが当りまえのようにな....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
そういう風に話した。和一郎のピアノは、いつの間にかだらだら中止になって、自己流の
素人芸に落着いてしまった。 佃との生活にもまれていた伸子は、間をとばしてところ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
何か有合せのもので、趣向を凝らそうと思いました。 主膳の書と違って、お絹の花は
素人芸《しろうとげい》ではなく、これで充分食べて行かれる腕はあるのですが、近来、....
「天皇陛下にさゝぐる言葉」より 著者:坂口安吾
り、天皇ということゝは関係がない。況んや、生物学者としてさのみではないが、天皇の
素人芸としては、というような意味の過大評価は、哀れ、まずしい話である。 天皇と....
「青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
ターをきかせるから遊びにこいとしつこくいうので二人そろって行ってみたが、話の外の
素人芸で、当人だけが聴きほれて勝手なところで引っぱったり延ばしたりふるわせたり、....
「耳香水」より 著者:大倉燁子
かだか眼鏡をかけるとか、髪の結い方でも違える程度で、直ぐ見破られてしまう、つまり
素人芸ですね。 処がこの婦人の変装は余り巧妙で、しかも馴れきっています。道楽や....