索道[語句情報] » 索道

「索道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

索道の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
禰宜様宮田」より 著者:宮本百合子
と、彼の塒《ねぐら》に帰るのであった。 町ではこの一ヵ月ほど前から、――町架空索道株式会社というものが新しく組織されて、町外れに、停留場とでもいうのか、索道の....
「禰宜様宮田」創作メモ」より 著者:宮本百合子
行く。 小林区の御役人が来るので、待って居ると、それが見える。 架空索道 (一)索道は、今から五年前に出来た。 (二)もいわ、の村から荷を運搬するた....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
あがる氷の咆哮を聴きながら、温霧谷の化物氷河を渡ったのである。しかしそこで、空中索道をつくるのに一日ほど費やし、それまで黒い骨とばかりみえていた「大地軸孔」の口....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
ぱり、索をぴんとはって、しっかりと船に止めた。 この太いマニラ索を、索の道――索道にしようとするのである。これが、岩にあがるための、命のつなになるのだ。 つ....
日記」より 著者:宮本百合子
頭が絶えず赤くなって、高村の婆のする通りの癖を出して居る。みじめなようだ。一緒に索道へ行って見る。桑畑つづきの小道を通ったとき、ほんとに山に来たらしい快い心持が....
日記」より 著者:宮本百合子
はかなりいい方だが、凄い。 七月に『中公』にのせられるかもしれない。飯坂の架空索道のことがすっかり構想が出来た。うれしい。 三月四日(日曜) 今、Mがかえる....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
て前の席から説明した。土田は更に、過ぎ去った窓外をのぞき返しながら、 「あの駅の索道も、ずいぶん永いあいだ錆びついたようになってて、此処を通る度に気になっていた....