紫の星[語句情報] »
紫の星
「紫の星〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紫の星の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
して、そして軽い手際で、きちんと極った。掛物も何も見えぬ。が、唯その桔梗の一輪が
紫の星の照らすように据ったのである。この待遇のために、私は、縁を座敷へ進まなけれ....
「倫敦の一夜」より 著者:岡本綺堂
寄付けないので、どんな仕掛花火かよくは判らない。ただ時々に高く飛びあがる紅や青や
紫の星の光がみだれて流れるのを仰ぎ視るばかりである。その花火の光を奪うようにどこ....
「宝石商」より 著者:小川未明
た。 その夜は、いつになく空が晴れていました。さえわたった大空に、青・赤・緑・
紫の星の光が、ちょうど宝石のくび飾りのごとく輝いていたのであります。寒い風は、悲....