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「細棹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

細棹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
化銀杏」より 著者:泉鏡花
の教授たる、職務上の遠慮ありとて、公に弾くことを禁じたれば、留守の間を見計らい、細棹の塵を払いて、慎ましげに音〆をなすのみ。 お貞は今思出したらむがごとく煙管....
掠奪せられたる男」より 著者:豊島与志雄
ゆたん》に被われて、その側に紫檀の大きな鏡台が置いてあった。その少し斜め上の壁に細棹《ほそざお》の三味線が一つ、欝金木綿《うこんもめん》の袋にはいって鴨居から下....
」より 著者:吉川英治
ていた。 次の間には、緋もうせんが敷いてあって、見台と、華やかな座蒲団が二つ、細棹の三味線が一挺、その前においてある。 「旗本? これが旗本の?」 彦太は、....