細螺[語句情報] » 細螺

「細螺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

細螺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
。 ただし遣方が仇気ないから、まだ覗いている件の長屋窓の女房の目では、おやおや細螺か、鞠か、もしそれ堅豆だ、と思った、が、そうでない。 引出したのは、細長い....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
、ばらばらとその巌端に打かかる。 「あの、岩一枚、子産石と申しまして、小さなのは細螺、碁石ぐらい、頃あいの御供餅ほどのから、大きなのになりますと、一人では持切れ....
照葉狂言」より 著者:泉鏡花
礫あまた洗い出さるるが中に、金色なる、また銀色なる、緑なる、樺色なる、鳶色なる、細螺おびただし。轍の跡というもの無ければ、馬も通らず、おさなきものは懸念なく踞居....
古事記」より 著者:太安万侶
また、 神風《かみかぜ》の吹く伊勢の海の 大きな石に這い※《まわ》つている細螺《しただみ》のように這い※つて やつつけてしまうぞ。 また、エシキ、オト....