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「細行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

細行の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弟子」より 著者:中島敦
子路が頼《たよ》るのは孔子という人間の厚みだけである。その厚みが、日常の区々たる細行の集積であるとは、子路には考えられない。本《もと》があって始めて末が生ずるの....
日本男子論」より 著者:福沢諭吉
らいらく》を学び、軽躁浮薄《けいそうふはく》、法外なる不品行を犯しながら、君子は細行《さいこう》を顧みずなど揚言して、以てその不品行を瞞着《まんちゃく》するの口....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
富士は日本人を教育し、黄河はシナ人を教育す。シナ人は悠々緩々として小事に驚かず、細行を顧みず、事情に迂闊なるの弊あるも、また規模の遠大なるの長所あり。これ、あた....