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細見
「細見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
細見の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
に 朝顔と蓮 滝あみ 虫と河鹿 走り鮎 縁日と露店 新内と声色 十五夜と二十六夜
細見と辻占売り おさらい 常磐津、清元、歌沢 お会式 菊と紅葉 酉の市 鍋焼饂飩....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
々田《ままだ》、小山、それから二里の長丁場《ながちょうば》でこの小金井。
道中
細見記をたどれば、江戸から中村まで七十八里とあるから、つづみの与の公、まだ前途|....
「絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
火焔宝珠と云われた程の太夫であった。しかも、その源氏名の濃紫と云う名を、万延頃の
細見で繰ってみれば判る通りで、当時唯一の大籬に筆頭を張り了せただけ、なまじなまな....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
から出して、積み上げた。
七瀬は、夫の着物を出して、えり分けた。八郎太は「道中
細見」の折本を披げて、大阪までの日数、入費などを、書き込んでいた。
「十五両? ....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
先生によると死んだ神代種亮翁だった由であるが、わが東京パレスにもそろそろ昔の吉原
細見のよう、写真入りでダンサー一覧の年鑑を売り出す必要がありはしまいか。そうした....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
こで湯気をさまして遊んでいる、金にならないお客をさす湯女の悪口。碁、将棋、貸本、
細見などが散らかっているが、ここは七刻限りといって夕方は追い出しとなり、夜は屏風....