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細説
「細説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
細説の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
滅却す。史蹟保存が本邦に必要なるは、史蹟天然物保存会の主唱するところなれば、予の
細説を要せず。ただし、かの会よりいまだ十分に神社合祀に反対の意見を公けにされざる....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
anoramieren)である。こういう例をあげれば際限はない。他日適当の場所で
細説したいと思う。 録音と発音の機械的改良が進展して来る一方でまたトーキーファ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て聯想したのだ。仏経や南欧の文章に美人を叙するとて髪はもちろんその他の毛の色状を
細説せるを、毛黒からぬ北欧人が読んで何の感興を生ぜぬは、自分の色状と全く違うから....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
を待って居る。汝等も亦それを待たねばならぬ。 神と人との関係につきて、われ等は
細説を避けたい。兎角この事につきても、人間の工夫発明にかかるものが甚だ多く、長き....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ふうであるのを知って、不謹慎なことを申し上げてしまったと思い、その夜のことだけは
細説するのをやめた。 「その女の人が今度のお召しに出仕いたします時、途中で小野に....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
ていた。 総角、十文字、菱、蟹、鱗、それにも真行草の三通り宛有った。流儀々々の
細説は、写本に成って家に伝わっていた。 竜次郎は其捕縄に就いても興味を持ち、退....
「上野」より 著者:永井荷風
の一資料たることを失わない。殊に根津遊廓のことに関しては当時の文書にして其沿革を
細説したものが割合に少いので、わたくしは其長文なるを厭わず饒歌余譚の一節をここに....