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「細論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

細論の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
えばソナタのごとき楽曲の構造に類する。この比較についてはかつて雑誌「渋柿」誌上で細論したからここには略するが、それと全く同じことが映画の律動的編成についても言わ....
婦人も参政権を要求す」より 著者:与謝野晶子
普通選挙はどういう理由から個人の自発的要求として主張されるのですか。これに関する細論で最も参考となるものには、最近に佐藤丑次郎博士が公にされた選挙権拡張論があり....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
も大和物とも言わないで、肌のことから言い出したのは、大綱《たいこう》を述べないで細論にかかったようなものでありました。この老人も多少てこずったものと見えます。 ....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
と言うは、智恵浅きが故に智恵浅しと言うに異ならず、前後文を成さずと雖も、文字上の細論は姑《しばら》く擱《お》き、元来婦人の智恵浅しとは何を標準にして深浅を定めた....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ざるものである。 この著作には、私が既に再三論及したプウシェの論文に載せてある細論に対し、特記に価するものはほとんど何も加えられていない。全体として、私は、本....
柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
はならない―― ――※子事件の真相と※子の思想とによってわかるるものと思う。更に細論の機会をまたんとす。 といっている。 廿五日ごろになると、帝大法科の教授....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
従ってそれは必然的に、それによってのみあらゆる理論の真理なることが証明され得べき細論と適用とを欠いている。しかしこの説を、空想ならざる真実の事態に適用したときに....
三国志」より 著者:吉川英治
ではありません。その実現を期することができる……と、私は信じまする」 孔明は、細論して余すところなかった。かくその抱負を人に語ったのは、おそらく今日が初めてで....