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紲
「紲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紲の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
キャサリン・ディ・マットスに ――――――――――――――― 神が結んだ
紲《きずな》は解かぬがよい。 わたしたちはやはりあのヒースと風の子でありたい。 ....
「西瓜」より 著者:永井荷風
ている。 選挙にはむずかしい規定がある。一たびこれに触れると、忽《たちまち》縲
紲《るいせつ》の辱《はずかしめ》を受けねばならない。触《さわ》らぬ神に祟《たたり....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の事をやったに付け込んで、その主人のテーモ・リンボチェにまで累を及ぼして、遂に縲
紲の中に横死するに至らしめたのである。既にシャーターが宰相に任ぜられた時分に、前....
「三国志」より 著者:吉川英治
曹丞相の命で、わが身は許都へさし立てられた。子が逆臣に与したという科で、母にも縲
紲の責めが降りかかった。が、幸いにも程※の情けに扶けられ安楽にはしているが、どう....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
のかもしれないが)――たとえば、写経一|張で銭五|文、四十張で布一|端、八十張で
紲一匹、といった程度。そして食物は一切精進だ。肉類、魚貝はもちろん口にできない。....