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紹巴
「紹巴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紹巴の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
わせるように水盤に水草を生けて、上の壁には相阿弥の描いた鴨の空を飛ぶ絵をかけた。
紹巴という茶人は、海辺の野花と漁家の形をした青銅の香炉に配するに、海岸のさびしい....
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
五月かな と云う発句を見ても、天下を狙う大志が躍動しているわけである。老獪なる
紹巴は、その時気が付いていたと見え、光秀の敗軍と知るや愛宕山に馳けつけて、知るに....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
。連歌はさまで心を入れたでもなかろうが、それでも緒余としてその道を得ていた。法橋
紹巴は当時の連歌の大宗匠であった。しかし長頭丸が植通公を訪うた時、この頃何かの世....
「五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
とて、寅の一天よりわたらせ給ふべきよし、仰出されけり。お相伴には、玄以法印、法橋
紹巴をめされける」 これも将しく其の通りであった。 「大小名のかこひの前なる蝋....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
わせながら、それに答えて、光悦がいう。
「聞いているでしょうとも、連歌のほうでは
紹巴の門で、もう一家を成している人ですから」
「ハハア、連歌師ですか」
「いえ、....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
しが棲んでいるか、凡慮には測り知ることができなかった。 愛宕山の連歌の会では、
紹巴の次韻をうけて、 時は今|天が下知る五月哉 と、詠まれたそうで、後では皆が....