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紹鴎
「紹鴎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紹鴎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
を定めてこれを完成の域に達せしめた。茶室の広さはその以前に十五世紀の有名な宗匠|
紹鴎によって定められていた。初期の茶室はただ普通の客間の一部分を茶の会のために屏....
「不審庵」より 著者:太宰治
難く、降って義政公の時代に及び、珠光なるもの出でて初めて台子真行の法を講じ、之を
紹鴎に伝え、
紹鴎また之を利休居士に伝授申候事、ものの本に相見え申候。まことにこの....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
な》の丿貫《べちかん》という大の侘茶人が糊《のり》を入れた竹器に朝顔の花を生けて
紹鴎《じょうおう》の賞美を受け、「糊つぼ」という一器の形を遺したと共に、作略|無....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
が人間の礼儀であること、このお侍のおっしゃることに少しも違いはない。されば茶道の
紹鴎様《じょうおうさま》は、もと本姓が武田であったのを、その頃、武田信玄様という....
「民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
な直観と、卓越した鑑賞とがありました。 あえて「初代の茶人達」と云います。私は
紹鴎とか利休とかを指して云うのです。ややおくれては光悦の如き例外を多少は挙げ得る....