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「紺紙金泥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

紺紙金泥の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
七宝の柱」より 著者:泉鏡花
します。第一獅子が笑う、獅子が。 この須弥壇を左に、一架を高く設けて、ここに、紺紙金泥の一巻を半ば開いて捧げてある。見返しは金泥銀泥で、本経の図解を描く。……....
南国太平記」より 著者:直木三十五
屏風で、死の床を囲って、枕元には、朱塗の経机が置いてあった。そして、その上には、紺紙金泥に、金襴の表装をした経巻一巻と、遺書を包んだ袱紗《ふくさ》とが、置かれ、....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
は十間余、広さは四十間でその堂はすべての経文が満たされて居るのである。その経典は紺紙金泥及び梵語で記された多羅葉の類で、古代この寺を開いたサッキャア・パンジット....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ほかにも、まだ確かな証拠があった。 一緒に出てきた紅錦の守り札袋――それには、紺紙金泥の観音の像に添えて、世阿弥とお才とが仲の一女、お綱の干支生れ月までが、明....