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紿
「紿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
紿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
珠に造りトウフンと名づけて、田辺湾の名物で只今絶滅した彎珠の数珠に代えて順礼等を
紿《あざむ》き売った者がある、何してでも儲くりゃ褒められる世の中には見揚げた心底....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
居る処へ、計略を含められた惟敬が来って、媾和使の来る近きに在りと告げた。行長等は
紿かれるとは知らないから大いに喜んで待って居たが、其時は李如松四万三千の人馬が、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
繰り返し用い得という。またいわく、老蛇体に長毛あるは、その頭に玉あり、その色虹を
紿《あざむ》く、その蛇夜これを取り出し、道を照らして食を覓《もと》む。深い藪中に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は相伝う斉|桓公《かんこう》ここに土を積んで虚糧《うそのかて》と為《な》し、敵を
紿《あざむ》いたとあるを見て似た話と思い居る内、同書三〇六に雲南の尋甸州の西なる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の鳴く声と時刻を考え、事ごとに成敗を知ったと聞くが、それも無効と見えてソグノ伯に
紿《あざむ》き殺された。今度の妖鶏はその鶏であろうかとある(ピンカートンの『海陸....