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終古
「終古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
終古の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
みました。お大事に。
古藤生」
つやはつかえつかえそれだけを読み終わった。始
終古藤をはるか年下な子供のように思っている葉子は、一種|侮蔑《ぶべつ》するような....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
草が生えるまで逢う事が出来ぬかも知れぬと書いた人がある。運命は一重の壁に思う人を
終古《しゅうこ》に隔てると共に、丸い池に思わぬ人をはたと行き合わせる。変なものは....
「創作家の態度」より 著者:夏目漱石
幾多の変態を認めなければならないのは無論の事であります。したがって、二三の主義を
終古一定のものとして、万事をこれで律せんとするのみならず、律せんとする尺度の年々....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
聴かるゝであろう乎。一年両度|緑になり黄になり命を与うる斯二十万坪の活きた土は、
終古死の国とならねばならぬのであろうか。今|憂の重荷を負うて直下に働いて居る彼爺....