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絃楽器
「絃楽器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
絃楽器の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「アッシャー家の崩壊」より 著者:佐々木直次郎
光線にさえ痛みを感じた。彼に恐怖の念を起させない音はある特殊な音ばかりで、それは
絃楽器《げんがっき》の音であった。 私には彼がある異常な種類の恐怖の虜《とりこ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いもよらぬ美しい絃の音が耳膜を揺りはじめた。遠く幾つかの壁を隔てた彼方で、四つの
絃楽器は、あるいは荘厳な全絃合奏となり、時としては囁く小川のように、第一提琴がサ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
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「五月の挨拶」のすこし先に、「わが笛のうたぐちは」というのがあります。これは
絃楽器の伴奏につれてうたわれるべき一句です。覚えていらっしゃるかしら、若草に顔を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
きのふ来たれば 女も持たず この着たる紺の狩襖と 娘、換へ給べ ――楽器には
絃楽器はなく、簓、腰鼓、フリ鼓、銅※子といったような類。演し物によっては笛もつか....