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「組中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

組中の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
弁ずる方で、頭の大きい割に脳力は発達しておらんが、喋舌《しゃべ》る事においては乙組中|鏘々《そうそう》たるものである。現にせんだってコロンバスの日本訳を教えろと....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いた。 角右衛門の主人の伜杉野大三郎もことし十三で吟味の願いを出した。大三郎は組中でも評判の美少年で、黒の肩衣《かたぎぬ》に萠黄《もえぎ》の袴という継※※を着....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、半七はいい加減に答えた。 「はあ、おとなしい人ですよ」と、老人はうなずいた。「組中でも評判がいいので、ゆくゆくはお役付きになるかも知れません」 その金之助が....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
にござりまする!」 「渋江典膳? おお渋江典膳! ……存じおる! 存じおるとも!組中にあっても、有力の人物であった! ……来栖勘兵衛と、特に親しかった筈じゃ」 ....