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組入れ
「組入れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
組入れの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
年即ち天正三年アルカラ(西班牙)の出版である。殊に此書は欧羅巴刊行の書籍中漢字を
組入れた嚆矢としてビブリオファイルに頗る珍重される稀覯書である。 帝国大学の図....
「破落戸の昇天」より 著者:森鴎外
をまだ脣の上に留めながら、ポッケットに手品に使う白い球を三つと、きたない骨牌を一
組入れたまま、死骸は鉄道の堤の上から転げ落ちた。 ツァウォツキイの死骸は墓地の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ち貧窮組に加入していないことが知れようものなら、人間の仲間を外されて非人の仲間へ
組入れられなければならなくなりました。そうして貧窮組はついに江戸市中を風靡《ふう....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
も運命の当然と諦めて居るらしかった。そしてハンドバッグにはいつもカスタネットを一
組入れて居て、自分の職業が悲しくなるとそれを取出し、カラカラ指先で鳴らして気持ち....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
が届けられました。これらの小間絵はきっと読者の目を楽しませることと思います。その
組入れ方は必ずしも本文に該当する個所に差入れたのではありません。ほぼ国別にして順....