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組討ち
「組討ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
組討ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
捻じ伏せた。 「つかめえましたか」と、松吉は声をかけた。 「仕様がねえ。石橋山の
組討ちだ」と、半七は笑った。「だが、もう大丈夫。女だ、女だ」 半七と松吉に引き....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、寺町の闇は元の静けさにかえった。 「どうした」と、半七は声をかけた。「石橋山の
組討ちで、ちっとも判らねえ」 「大丈夫です」 それは庄太の声であった。 ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
て来て、重兵衛をなぐり付けて立ち去ろうとする。それを又ひき留めて、二人はとうとう
組討ちになって……。土手下に転がって争ううちに、そこに細い藁縄が落ちていたので、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の中に倒れているのを発見した。どっちも二、三ヵ所の浅手を負った後に、刃物を捨てて
組討ちになったらしく、二人は堅く引っ組んだままで池の中へころげ落ちていた。刃物の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
い寄られる素質を持っている。 同時にまた、米友の方でも、無意味にこうして愛着の
組討ちをしているのではない、実はその愛情を事実に示そうとして、もがいているのです....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
見なすったか」 「いいえ」 「今時は、熊谷といえば、陣屋に限ったようなものだが、
組討ちから引込みがいいものさ。わしゃ、渋団《しぶだん》のやるのを見ましたがね、こ....