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「経世家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

経世家の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
ましたデンマークとダルガスとにかんする事柄は大いに軽佻浮薄《けいちょうふはく》の経世家を警《いまし》むべきであります。....
文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
文学活動との分化を未だ認識せず、商売をはじめた政治家とひとし並或は一頭角をぬいた経世家として、自身を感じていたのであった。 福沢諭吉は勿論のこと、東海散士、末....
海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
鼻の名で呼ばれている室戸岬から半里の西の室戸に、古い港があって、寛文年間、土佐の経世家として知られている野中兼山が開修したが、港が小さくて漁船以外に出入すること....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
の癒《い》えない情態を見て、種々なる感想を起こした。経済学者や社会学者・政治家・経世家の眼《まなこ》をもって見たならば、学ぶべき廉《かど》が多々あろうと思う。し....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
動の働を現わし、その禍《わざわい》のいたるところ、実に測量すべからざるものあり。経世家のあくまでも注意用心すべきところのものなり。 我が国においても数年の後に....
本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
ば、この五村と同様、普通人と少しも差別のないものに成るとの事を、さすがに松陰程の経世家として、早速に感じた事でありました。そしてその松陰の云った事が、明治以来事....
」より 著者:吉川英治
という名が、百姓たちの怨嗟の的だった。修理は、号を象山といい、学者で、砲術家で、経世家だと聞えている。一頃は、目付役兼検見方として、千曲川を改修し、山には檜を植....