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経度
「経度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
経度の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
トは鯨狼の捕獲位置から、一脈の真実性があるという。まず、その地の緯度をいい次いで
経度をいおうとしたとき、飛びきたった銃弾に斃された。それは、疑う余地もないルチア....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
によっては一万円でも買い手があるであろう。 一枚の五万分一図葉は、緯度で十分、
経度で十五分の地域に相当するので、その面積は、もちろん緯度によってちがうが、たと....
「地球要塞」より 著者:海野十三
を追跡できる飛行機は、外にはないというわけだ。――そしてクロクロ島の緯度《いど》
経度《けいど》を測って、うまく飛び下りた」 「すると、何者にも、追跡せられていな....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
ように場所の名や、または六二度一七分二〇秒、一九度二分四〇秒というように単に緯度
経度が、書き加えてあるところも少しはあった。 この記録はかれこれ二十年以上も続....
「文学以前」より 著者:豊島与志雄
亭で陶然とした私の心に浮んだものは、胃袋とか、結婚とか、戒律とか、つまり、緯度や
経度で異る習俗道徳のことではなくて、イブン・サウドがその素晴しい芝居によって自ら....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
らべた。それは、午前、正午、午後に、太陽の高さを、六分儀ではかって、地球の緯度と
経度とを計算して、しらべてみるのだが、われらの経線儀は、正確であった。 リシャ....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
元の意識しか持たぬ生物なるものは成り立たないと云う。この生物が球面の一点Aを出て
経度に従って球面を一周すると考える時、たとえ先のAに帰ったとしてもこの生物は之を....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
報告が規則的に行われ、そして一八二〇年には人口実測が行われた。 一八二五年の『
経度局年報』には、一八二二年をもって終る六年間の出生、死亡、結婚の数が出ている。....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
と同時に無電室に駈け上って行くと間もなく船長室から電話が来て、スミス船長の声だ。
経度と緯度で的確な船の在所を知らして寄越して、直ぐSOSを放電するようにと言うの....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
旬不。 (六十日間、夏山の青さを目にせず、みまわせば旅の道のりは雲のかなたの緯度
経度をわたる。日暮れの雨がひとたびすぎれば四方の果てまではれわたり、北の空には秋....