経糸[語句情報] »
経糸
「経糸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
経糸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
てえなんで織るのだね」 「へえ、これは支那の河西《かせい》の名産でございまして、
経糸《たていと》には羊の梳毛《すきげ》をつかい、緯糸《よこいと》には駱駝《らくだ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
女手がないのか、ぶざまに継《つぎ》をあてたつぎだらけの古帷子《ふるかたびら》。
経糸《たていと》の切れた古博多の帯を繩のようにしめ、鞘だけは丹後塗《たんごぬり》....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
うか。清教徒が剣劇役者の兄弟であることを、どんな方法で理解させられるだろう。その
経糸に十六世紀ロンドンの汚物、野蛮性を習性として持ち、その緯糸に「タンバアレン」....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
佐村で織られる「裂織」も特色あるものであります。いつも白と紺と藍との三色を用い、
経糸は必ず麻にして、ひとえに丈夫を心掛けます。野良や山での仕事着として申分ありま....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ことにしている。カセという言葉も、今日でははや説明が必要になった。カセは布を織る
経糸を束ねたもので、その糸を※枠というやや大ぶりな枠にとってから、染めたり色を合....