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経行
「経行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
経行の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
しめて癒す。蛇咬を療ずる呪を心得た術士は蛇と同色の物を食わず産蓐《さんじょく》と
経行中の女人に触れると呪が利かなくなる。しかる時は身を浄《きよ》め洗浴し、乳香の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ありてその側《かたわら》に一の卒塔婆《そとば》立つ、昔|如来《にょらい》この辺を
経行した時猴が蜜を奉ると仏これに水を和してあまねく大衆に施さしめ、猴大いに喜び躍....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
迷信がいかに古く、またいかな小島までも行われたるを知るに足る。南インドでは難産や
経行中死んだ女はチュデル鬼となり、前は嬋娟《せんけん》たる美女と見ゆれど、後は凄....
「連環記」より 著者:幸田露伴
事師であるが、寂心は寂心であった。これでも別に悪いことは無い。 寂心が三河国を
経行したというのは、晩秋過参州薬王寺有感という短文が残っているので此を証するので....
「法然行伝」より 著者:中里介山
らば、信不信を省みずお授け申したものを。極楽に往生した後は十方の国土を心に任せて
経行《きょうぎょう》し、一切の諸仏思うに従って供養が出来る。なにもそう久しく穢土....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
事なり。 といっている。右の文中「夙の所に云へる意に同じ」とは、夙とはもと婦人
経行中などに、火を別にして仮に宿せし場所の名にして、穢らわしき所ゆえに良民は住ま....