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「経験論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

経験論の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
啓蒙思想は決してドイツだけのものでもなければドイツから発生したものでもない。夫は経験論乃至唯物論と並んでイギリスの地盤から発生した。ドイツはフランスを経て之を輸....
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
易に地主貴族の利害と結合出来たという点に存する。だから反封建的なノミナリズム的な経験論的機械論(之が近世ブルジョアジーの本来の世界観であった)が、絶対君主主義な....
読書法」より 著者:戸坂潤
の勃興と唯物論の復活とが必然であることを示す。第三部の近代哲学はイギリス唯物論(経験論)・大陸唯物論(合理主義)・主観的観念論及び不可知論・フランス唯物論・ドイ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
意識をもって実在とするのであって、氏はこれを純粋経験と名づけている。近世の初め、経験論を力説したのはベーコンであるが、その経験という意義が粗笨であったために、今....
断層顔」より 著者:海野十三
案外それが、直接的な重大な鍵を提供してくれることがあるんでね」 「またおじさまの経験論ですか。それは古いですよ。統計なんておよそ偶然の集りです。確率論で簡単に片....
科学論」より 著者:戸坂潤
が、併し十七世紀のイギリス政治学者の代表者であるジョン・ロックは、同時にイギリス経験論哲学の最も重大な代表者であったことを思い出さねばならぬ。――法律学や国家学....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
論理的アプリオリの説明にはなり得ない、デュルケム自身は之によってアプリオリ主義と経験論との長所を総合したかのように考えていても、アプリオリ主義に対するかかる譲歩....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
リード(Th. Reid―1710―96)の場合に就いてである。普通彼はイギリス経験論(その代表的な源泉はジョン・ロック)に反対して立ったと考えられている。ロッ....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
ァイしたのはカントであるが、そうした認識論の問題をカントに提供したのはイギリスの経験論の認識論で、それはすでにジョン・ロックから始まっている。ロックの認識論は認....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
。当時の最も代表的な文明批評家である彼はイングランドのブルジョアジーの哲学である経験論を、先験的論理学にまで変形したが、それと共に同じ根拠に立って、フランス・ブ....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
くするものでなければならぬ。この生具観念的合理主義は、J・ロックによって、認識の経験論的検討の前に一たまりもなかったことは、当然という他ない。ただロックの認識論....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
階を踏み越え得ないという性質を有っている印象批評は、丁度普通の認識過程に就いての経験論や直観主義のようなものであって、それが本格的な評論の仕方を代表するものであ....
辞典」より 著者:戸坂潤
ライプニツの対蹠の位置にあったイングランドのロック(J. Locke)から始まる経験論は、ベーコン(F. Bacon)やホッブズ(Th. Hobbes)の唯物論....
技術的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
辺元博士はこの二つの規定を以て、相反する二つの契機と見做す。実験と理論との対立、経験論と合理論との対立、其の他は之に他なるまい。そして博士はこの相矛盾した二つの....
啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
啓蒙思想は決してドイツだけのものでもなければドイツから発生したものでもない。夫は経験論乃至唯物論と並んでイギリスの地盤から発生した。ドイツはフランスを経て之を輸....