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「結ぼる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

結ぼるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白くれない」より 著者:夢野久作
らんずらん。われと解きし赤縄の糸の、罪に穢れ、血にまみれつゝめぐり/\て又こゝに結ぼるゝこそ不思議なれ。御身は若衆姿。わが身は円頂黒衣。罪障、悪業に埋もれ果つれ....
書記官」より 著者:川上眉山
いつまでも帰り来たらず。光代は一人物憂げに朝夕の雲を望めり。指して定まらぬ行衛に結ぼるる胸はいよいよ苦しく、今ごろはどこにどうしてかと、打ち向う鏡は窶れを見せて....