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結合
「結合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
結合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
は無限である。が、宇宙を造るものは六十幾つかの元素である。是等《これら》の元素の
結合は如何に多数を極めたとしても、畢竟《ひっきょう》有限を脱することは出来ない。....
「星座」より 著者:有島武郎
めた。今度こそはすべてが予期どおりに都合よく行きそうにみえた。一度分解した項式が
結合をしなおして、だんだん単純化されていくところからみると、ついには単一の結論的....
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
初からして、一方それと矛盾する科学的、運命論的、自己否定的傾向(純粋自然主義)と
結合していたことは事実である。そうしてこれはしばしば後者の一つの属性のごとく取扱....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
めに、家族生活の神聖は、似而非なる家族の交雑によって著しく汚される。愛なき男女の
結合を強制することは、そのまま生活の堕落である。愛によらざる産子は、産者にとって....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
)。 上記の諸例から知らるるように、宇宙構成の原始的観念は宗教的の観念と密接に
結合されている。野蛮人は、何でも動くもの、また何かの作用を及ぼす一切のものは、あ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
を結成するためには民族の闘争、東亜諸国の対立から民族の協和、東亜の諸国家の本当の
結合という新しい道徳を生み出して行かなければならないのであります。その中核の問題....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
的指導原理の確立に努力すべきである。この態度はまた、朝鮮新建設の根本精神とも必ず
結合し調和し得るであろう。 しからば日本はどうであるか。大政翼賛會は完全に失敗....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
義による勘定ずくの話であって、この協定のどこの部分を拡大鏡にかけてみても精神的な
結合などは毫も発見されないのである。 だからこの協定もある温度のもとにおいては....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ざいます。もっとくわしくいうと、男女両柱の神々がそれぞれ御分霊を出し、その二つが
結合して、ここに一つの独立した身魂が造られたのでございます。その際何うして男性女....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
れども尽きぬ思想の宝、世にも幸福なるは、まことの哲人の生涯である。 以上二つの
結合――仁者と哲人との
結合こそは、正に完全人の典型である。両者を兼ねるものは、そ....
「「別居」について」より 著者:伊藤野枝
際またそれは、私にとっては非常に迷惑なことに違いないのです。なぜなら、私と辻との
結合にもし何のすきもなかったら、必ず私はそのような誘惑を感ぜずにすんだのでしょう....
「映画の普及力とは」より 著者:伊丹万作
つとも将来においてはこの問題はたぶん解消するはずである。というのはテレビと映画の
結合を予想することは現在においてはもはや単なる空想とはいいきれないからである。そ....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
諸君であつたことを私は忘れない。もともと、服装は、実用的要求に幾分かの美的要求が
結合したものであつて、思想的表現ではないのである。しかるに我が同胞諸君は、服装を....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
本労農党、右翼の社会民衆党、極右の日本農民党の四つに分解し、以来無産政党は分裂と
結合の長い歴史をたどった。 私は労働農民党解体後日本労農党に参加し、以来日労系....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
い理屈の分からぬ私どもにも一方的理屈である事が明らかである。しかし心と物は平等の
結合ではなく、どこまでも心が主であり物が従である。思想や信仰の観念的力をもってし....