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「結節点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

結節点の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
技術家的役割―― 現代では「学生問題」(?)というものが社会理論の一つの特殊な結節点になっている。単に思想を思想として取り扱おうとする所謂「思想問題」――之は....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
信だ。そこで文学に於けるこの諸概念の中、比較的重大であり機動力に富み他の諸概念の結節点に当るようなものが、根本概念即ち範疇なのだ。だが文学に出て来て文学の内に用....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
とではない。 意識の進歩は決してなだらかな漸進をするものではない、それは処々に結節点を持つ線の上を歩んで行く。この結節点では旧意識の行きづまりか、又は新意識の....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
人間の自発的な実際活動に俟つ。実験・産業技術・政治活動・等々がこの活動の形の主な結節点である。こうした実践を媒介として初めて模写は実現される。模写の実現は、直接....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
云うまでもなく言葉は概念を云い表わす。そして色々の概念を組織立てる上での網の結節点として位置する根本的な概念が範疇と呼ばれる。範疇の問題は哲学叙述に於ける言....
範疇の発生学」より 著者:戸坂潤
語学の科学的地盤がある。)範疇もまたそうであって、単にそれが一方において固定した結節点であると同時に他方において変化の飛躍点であるばかりではなく、それ自身が固定....