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絛
「絛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
絛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
男らしくないもんだろう。――君そこのところはまだ煮えていないぜ。そんなのを食うと
絛虫《さなだむし》が湧《わ》くぜ」 「そうか、大抵《たいてい》大丈夫《だいじょう....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
の腹の内を通り抜けさせてやる気がある。人の腹の中が好いの悪いのと注文を云って居る
絛虫《さなだむし》や蛔虫《かいちゅう》のようなケチなものではない。三百代言｜気質....
「息を止める男」より 著者:蘭郁二郎
雰囲気が部屋一杯に覆いかかっている、墓石のような顔色をした彼の額には青黒い静脈が
絛虫のようにうねって、高くつき出た頬骨の下の青白いくぼみには死の影が浮動している....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
人もし半熟の豚肉を食すれば旋毛虫体内に発育して大害を招く。また嚢虫は人体に入りて
絛虫《さなだ》と化す。 ○豚の刺身を上等に製するは最初肉片の両側へ塩を塗り、鉄串....