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「絡ま〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

絡まの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海異記」より 著者:泉鏡花
、片手で片身の奴だの、首のねえのだの、蝦蟇が呼吸吹くようなのだの、犬の背中へ炎さ絡まっているようなのだの、牛だの、馬だの、異形なものが、影燈籠見るようにふわふわ....
電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
。赤羽主任が、尚もその先を辿って見ると、その電線の一端は、電灯線の所謂第四種線に絡まって由蔵の屍骸の傍に終ってい、他の一端を探ってみると、棟木の上に、ベルに用い....
とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
るだけの誠意さえあれば事は足りるんですが、一旦轢死者が、機関車の車台のど真ン中へ絡まり込んで、首ッ玉を車軸の中へ吸い込まれたり、輪心や連結桿に手足を引掛けられて....
渾沌未分」より 著者:岡本かの子
置いてくれ、生徒を世話してくれたり、見張りの船を漕いでくれたりして遠巻きに自分に絡まっている材木屋の五十男貝原を見直して来た。必要がいくらかでも好みに変って来た....
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
くなった。子供にしてはませた、女の貞操を非難するようないいがかりをつけて真佐子に絡まった。 「おまえは、今日体操の時間に、男の先生に脇の下から手を入れてもらって....
河明り」より 著者:岡本かの子
すべき性格を捕捉する努力を決して捨ててはいない。芸術は運命である。一度モチーフに絡まれたが最後、捨てようにも捨てられないのである。その方向からすれば、この家の娘....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
法水は正門際で車を停めて、そこから前庭の中を歩きはじめた。壁廓の背後には、薔薇を絡ませた低い赤格子の塀があって、その後が幾何学的な構図で配置された、ル・ノートル....
縁結び」より 著者:泉鏡花
げ、構わず、」 「それでも、」 「うむ、構うもんか、いまの石段なんぞ、ちらちら引絡まって歩行悪そうだった。 極の悪いことも何にもない。誰も見やしないから、これ....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
″\とした茴香の匂の中で、すっかり酔って居る。そしてまたなにか新吉にしつこく云い絡まろうとして、真青な顔色を引締めてジャネットを見詰めて居る新吉の様子に気が付く....
黒百合」より 著者:泉鏡花
があった。その岩の辺りで、折々花が揺れて、さらさらと靡くのは、下を流るる水の瀬が絡まるのであろう、一鳥声せず。 理学士は、それともなく石滝の奥ではないかと、ふ....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
ふっくりと、鼻筋通り…… と胸の裡で繰返して、その目と、髪と、色艶と、一つ一つ絡まり掛けると……覚がある! トンと寝台に音を立てて、小松原は真暗な中に、むっ....
オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
なく、五千人の眼の中に、追い込まれてしまったではないか。 暁子は、指を神経的に絡ませて云った。 「ですけど、風間の方は一体どうなるんでしょう。なるほど、そう云....
坑鬼」より 著者:大阪圭吉
い煉瓦巻の広場にはポンプや通風器の絶え間ない唸りに、技師のT型定規や監督の哄笑が絡まって黒い都市の心臓がのさばり、そこから走り出した太い一本の水平坑は謂わば都市....
深川女房」より 著者:小栗風葉
織の襟を洩れて、印譜散らしの渋い緞子の裏、一本筋の幅の詰まった紺博多の帯に鉄鎖を絡ませて、胡座を掻いた虚脛の溢み出るのを気にしては、着物の裾でくるみくるみ喋って....
幼き頃の想い出」より 著者:上村松園
に、享楽し、且つ執着して居たわけでございますが、後年成長して馬琴と北斎との※絵に絡まるエピソードを知るようになって、一層私は少女時代の絵本類に懐かしい追憶を昂め....