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「給食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

給食の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
出ると木曜会の一行は、食堂へ案内されることになった。昼食の時間だから、この監獄の給食状態を見てくれるように、と云うことだった。伸子は、そこにも陳列棚があって、そ....
映画の語る現実」より 著者:宮本百合子
た、太陽燈浴室が現れるにつれて、児童の弁当の問題、学校で肝油配給をやり、また栄養給食について考慮している、そういう、現実的な部分が全くカメラからとりこぼされてい....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
その生産で女・子供が使役されはじめた状態が扱われたのは珍しいことであった。工場の給食や託児所という、働くものの福利施設のことが出て来ていることも珍しい。木村曙と....
今日の耳目」より 著者:宮本百合子
きなう店だの、軒の上に猿がつながれている乾物屋だの、近頃になって何処かの工場の配給食のお惣菜を請負ったらしく、見るもおそろしいような烏賊《いか》を賑やかに家内じ....
今年こそは」より 著者:宮本百合子
調査が行われました。学校生活で一番希望されていることは、学用品・運動靴の配給や、給食をもっとほしい、ということです、子供達が住んでいる町にのぞんでいる第一のこと....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
人世帯の家族を基準としてすべてを公定価格で算出した数字である。現実に公定価格の配給食料で生命が保てるのは辛じて三分の一ヵ月である。しかも日常消耗品のすべては配給....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。うしろの座席には、芝浦の工場に徴用に行っている福島からの人が何人かいて、盛に配給食の比較をやっていました。こうして、人々の動きは大きくなって、攪拌されているの....
S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
、これを改めるように指導させることが必要です。 食生活についても、全国小学校で給食の方法を研究し、少くとも昼食、できれば朝と昼とは、「米」をぬきにした食事をさ....
復活祭」より 著者:久生十蘭
なって小さなフラットとジープをもらい、ホテルの裏口から従業員の食堂へはいりこんで給食《レーション》の夕食をするほか、一日中、ランチか入港船の上で暮していた。博徒....
チェーホフ試論」より 著者:神西清
人ではあったが、一たん乗り出したとなると、大臣の意向などにはお構いなく、難民への給食事業をぐいぐい実行して行った。このトルストイの「勇敢と権威」は、いたくチェー....
三国志」より 著者:吉川英治
移ったが、大兵を擁していることとて、立ちどころに、兵糧に窮してしまった。 「兵の給食も、極力、節約を計っていますが、このぶんでゆくと、今に乱暴を始め出して、民家....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
どとも変りはないのである。 つぎに今一つ殊に大切なものは、旅行の人々にたいする給食であった。宿屋は今でも宿泊者をお客といって、人を招いたときと同じような饗応を....