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統
「統〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
統の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
篇を読んではいらっしゃらなくって? (作者曰く、京伝三馬《きょうでんさんば》の伝
統に忠実ならんと欲するわたしはこの機会に広告を加えなければならぬ。『六の宮の姫君....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
だちはそれで黙っていても、親戚の身になって見ると、元来病弱な彼ではあるし、万一血
統を絶《た》やしてはと云う心配もなくはないので、せめて権妻《ごんさい》でも置いた....
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
か?
小説家 何、まだ一冊も読まないのです。それから支那人が書いた本では、大清一
統志《たいしんいっとうし》、燕都遊覧志《えんとゆうらんし》、長安客話《ちょうあん....
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
―金応瑞《きんおうずい》に国を救わせたからである。
金応瑞は義州《ぎしゅう》の
統軍亭《とうぐんてい》へ駈《か》けつけ、憔悴《しょうすい》した宣祖王《せんそおう....
「葱」より 著者:芥川竜之介
、ただお君さんがベエトオフェンだと思っているだけで、実は亜米利加《アメリカ》の大
統領ウッドロオ・ウイルソンなのだから、北村四海君に対しても、何とも御気の毒の至《....
「大川の水」より 著者:芥川竜之介
れるまで、ただ一目に見渡される。両岸の家々はもう、たそがれの鼠色《ねずみいろ》に
統一されて、その所々には障子《しょうじ》にうつるともしびの光さえ黄色く靄《もや》....
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
んのみ。それ光あれば、必ず暗あり。DS の昼と悪魔の夜と交々《こもごも》この世を
統《す》べん事、あるべからずとは云い難し。されどわれら悪魔の族《やから》はその性....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
のである。わたしはこれを修正すべき理智の存在を否みはしない。同時に又百般の人事を
統《す》べる「偶然」の存在も認めるものである。が、あらゆる熱情は理性の存在を忘れ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
。又それがこの道にたずさわる方々の私に期待されるところかと存じます。むろん精神を
統一して凝乎と深く考え込めば、どんな昔の事柄でもはっきり想い出すことができないで....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
れ等の敵と呼ばれるものは少くとも僕には感受性や理智の異名に外ならなかった。が、伝
統的精神もやはり近代的精神のようにやはり僕を不幸にするのは愈僕にはたまらなかった....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
手にやれる人はあるまいが。 ファラデーは神がこの世界を支配することに関して、系
統的に考えたことは無いらしい。ニュートンやカントはそれを考えたのであるが。ファラ....
「寡婦」より 著者:秋田滋
り前のことのように思っていたのです。それほどまでに、恋愛というものがこの一家の伝
統になっていたのです。こと、情熱に関する限り、彼女たちはどのような事が起ろうと驚....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
ぬと思うのであります。 また、国際情勢を見れば、アイゼンハワー将軍のアメリカ大
統領就任、ダレス氏の国務長官就任、その巻きかえし外交の進展、ソ連スターリン首相の....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
調子で一寸我が国では想像出来ない歓迎振であった。連邦議会においては上院議長―副大
統領バークレー氏更には下院議長にも会う機会があったが、上院では議場内を通ってその....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
長の異名をとっている。この間、社会党は天下を取ったことがあり、また党自体が分裂、
統一といったお家騒動の悲劇を演じてきた。私はその間ずっと書記長を通し、この歴史の....