統帥権[語句情報] »
統帥権
「統帥権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
統帥権の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ている通り、〔軍〕閥乃至〔軍部〕団は、単なる社会層・社会群・職業団ではなくて、〔
統帥権〕から由来する一切の政治的特権を事実上持っている一つの大きい勢力であること....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
軍令部長・軍事参議官列席の上で賛同を得たものであって(海軍大臣渡英中)その間何等
統帥権干犯というようなことは絶対にないということ。第四には、海軍第二次補充計画は....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
局を裁判所から分離する案もこの重点に依存する。 つまり裁判所と司法権とを、軍の
統帥権に於てのように完全に独立独歩のものにしようという改革運動で、時節柄司法権が....
「処女の木とアブ・サルガ」より 著者:野上豊一郎
は勢力が急に一方的となり、三年の後には後者は自ら第一人者《プリンケプス》と称して
統帥権を掌握し、次第に帝政の基礎を固め、名をアウグストゥスと改め、キリストの生れ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
つべし。もし卿にしてこの命に従わざるときは、卿を同罪と見なすものなり。朕に最高の
統帥権ある限り、この命令は遵奉されざるべからず」エセックスについては、彼女は続け....
「上海」より 著者:横光利一
「ジャイランダスはあくまで英国と闘うさ。問題はまだまだ山のようにある。国防軍の
統帥権と、経済上の支配権、印度公債の利権賦与と塩専売法の否定運動、それに何より政....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
それは将来戦史的に充分検討を要する。 政戦両略を一人格に於て占めていない場合は
統帥権の問題が起って来る。 民主主義国家に於てはもちろん統帥は常に政治の支配下....