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統治
「統治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
統治の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
から、そうお思いになるのです。ではこうなさいませ。生れつきの政治家であるわたしに
統治の全責任をお委せになったら。そして閣下は引退なさるのです。そうすればどんなに....
「征服の事実」より 著者:大杉栄
が、やがてこんなふうに一人一人別々に支配して行くのが面倒臭くなって、何とか纏った
統治の方法が要求せられて来た。 すなわちもっともしばしば犯される行為の種頬を圧....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
い髭を、左右にひねりのばしながら、 「いやあ、愉快このうえなしじゃ。このイネ州の
統治も三十周年をむかえてごらんのとおり、まず完成の域に達した。わがアカグマ国は、....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
甘言と思考すべきである。 問『魔群にも一人の司配者があるか?』 すべては神界の
統治下――魔群の頭領の数は多い。が、神学者の唱道するが如き、大魔王と言ったものは....
「マレー俳優の死」より 著者:岡本綺堂
せられた。それをまた、原住民の柔仏族の酋長が回復して、しばらくこの柔仏族によって
統治されているうちに、千八百十九年に英国東印度会社から派遣されたトーマス・スタム....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
「それが、東経百六十度南緯二度半、ビスマルク諸島の東端から千キロ足らず。わが委任
統治領のグリニッチ島からは、東南へ八百キロくらいのところだ。つまり、わが南洋諸島....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
れを東夷・西戎・南蛮・北狄などと称し、天子はすなわち天命によりて、あまねく天下を
統治すべきものとして、諸外国は当然中国に服属すべきものと認めていたのである。され....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
事を掌ると信ぜられていた。大国主神が国土を天孫に譲り奉ったというのは、実は現界の
統治権のみであって、神事幽事はやはり保留しておられたのであった。この神が医薬禁厭....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
は、まことに妙な次第であります。これと申すも貴族の多年の我儘の結果として、国家の
統治機関が紊れてしまい、国家の軍隊も、警察も、殆どその用をなさなくなる。地方官は....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
を取らなかったのか、なぜまた、旧教徒を打ち破ってスペイン帝国をわがイングランドの
統治の下におくための善き戦いを闘わなかったのであろうか? 答えて曰わく、そんなも....
「西航日録」より 著者:井上円了
るを知りて政治あるを知らず。これ、その国を失いし第一の原因なり。英国がよくこれを
統治し得るは、彼らの信教に関しては毫も干渉せざるによる。また、インドが数千年前非....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
裁を準備することを知り、そしてその断頭台をぶち毀しに行く。民衆は恐怖政治によって
統治はしない。恐怖政治は鎖を鋳るために発明されたもので、ことにそれで合法の皮をか....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の論とに触れて見よう。 今川了俊は貞世という。足利氏のもとに九州探題となって、
統治に抜群の功を立てた人、後義満のとき、離間の策を弄した人があるらしく、義満の不....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
かって気絶するほど踏んだり蹴ったりした。しかし賀川は別に反抗もしなかった。暴力の
統治している世界で奮戦努力するために、心細い暴力を借りても何の役にも立たないこと....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
ものが残ったのが我が日本民族であります。そしてその民族のすべては、優勝者であり、
統治階級にいるところの天孫民族の伝説を信じて、天孫民族に仲間入りしてしまっている....