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統覚
「統覚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
統覚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
来、意志に伴う動作は意志の要素ではない。純心理的に見れば意志は内面における意識の
統覚作用である。而してこの統一作用を離れて別に意志なる特殊の現象あるのではない、....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
人と云っても、何でもかんでも知っているという意味ではなくて、常識という意識統一の
統覚のようなものを人一倍敏活に有っているということだが、従って必ずしも平均的な凡....
「辞典」より 著者:戸坂潤
せる資格を有った意識である。意識はもはや単なる表象ではなくて表象の多様を統一する
統覚であり、それが客観の規準として機能する点で、先験的
統覚となる。このように先験....
「哲学入門」より 著者:三木清
り個人的な経験的自我でなく、超個人的な先験的自我であり、その根本的な作用は先験的
統覚と呼ばれている。あらゆる表象は我の意識に属する以上、「我考う」ということに伴....