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絵所
「絵所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
絵所の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ーん、おれの知っている名前もある、知らねえのもある」 「そっちの方は、それは日本
絵所人別帳をすっかりそのまま並べたんでげすから、文句はござりますまい」 「ところ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
うな物を上手《じょうず》にこしらえ上げるのは名人でなければできないことです。また
絵所《えどころ》に幾人も画家がいますが、席上の絵の描《か》き手に選ばれておおぜい....
「北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
軍の思し召しによって当代の名家に屏風を描かせ朝鮮王に贈ることになった。 柳営|
絵所預りは法眼|狩野融川であったが、命に応じて屋敷に籠もり近江八景を揮毫した。大....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
reiburg (Breisgau) の Grosse らの諸氏|皆《みな》浮世
絵所蔵家としてその名を知られたる者なり。伯林 Print-Room 所蔵品のこと....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ナ。菊王はそう見えもしようが、わしはまさか、六波羅武士とは見えもしまい。遊山姿の
絵所の絵師――というつもりで、かく入念に、扮装してまいったものを」 「なかなか」....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
とかく人の好奇をそそるものである。この一異説のほかにも、武蔵画はすべて、細川家の
絵所の画家矢野吉重の作品であった。武蔵の有名なるがために、後人が吉重の作画に武蔵....