絵羽[語句情報] »
絵羽
「絵羽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
絵羽の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
。床と云わず、四方の壁と云わず、あらゆる反物の布地の上に、染めと織りと繍いと箔と
絵羽との模様が、揺れ漂い、濤のように飛沫を散らして逆巻き亘っている。徒らな豪奢の....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
らないようでしたら、すぐ行きますわ。」 三十分するかしないうちに、海松房模様の
絵羽の羽織を着た葉子が、廊縁の籐椅子にかけて、煙草をふかしている彼のすぐ目の下の....
「両面競牡丹」より 著者:酒井嘉七
への御祝儀としてでございましょうか、美しい島原模様に染め上げた、絞縮緬の振袖と、
絵羽模様の長襦袢、それに、絞塩瀬の丸帯から、帯じめ、草履にいたるまで、すっかり揃....