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「絶所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

絶所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
といった交通の不便な処でございましてな、地図をちょっと御覧なすっても分りますが、絶所、悪路の記号という、あのパチパチッとした線香花火が、つい頭の上の山々を飛び廻....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
この古革鞄に納めた、むしろ我が孤の煢然たる影をも納めて、野に山に棄つるがごとく、絶所、僻境を望んで飛騨山中の電信局へ唯今赴任する途中である。すでに我身ながら葬り....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
奇は峭くなるのだそうで。……可心はこの黒島へ出たのです、穴水から。間に梨の木坂の絶所を越えて門前村、総持寺(現今、別院)を通って黒島へ、――それから今言いました....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
ぎる。何か他に相当な理屈が無ければならぬ。が、何う考えても夢の様で、何の為に悪所絶所を越えて斯んな処へ入込んだのか、其理屈は一切判らぬ。まだ酒に酔っていた故か知....