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継ぎ継ぎ
「継ぎ継ぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
継ぎ継ぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ココナットの実」より 著者:夢野久作
甲で拭い拭い寝台から降りて、長椅子の上に投げ出した洋服を着はじめた。 けれども
継ぎ継ぎだらけのワイシャツとズボン下を穿いて、黒いボロボロのネクタイを上手に結ん....
「旅愁」より 著者:横光利一
漸次机上の物を片附けていった。
矢代は東野の立ち上った甚兵衛羽織の後姿を眺め、
継ぎ継ぎと大小の礫を投げつけては姿を昏ます迅速なその手際に、ついこちらも自分を無....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
なければ別れて一人となる機会の操るままに任せ、自分だけは切れそうになる思惟の糸を
継ぎ継ぎ一向きにかの神秘の把握に探り入った。 そういう状態で彼は友に招かれたり....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
、似よった針葉樹も色々ある中に、特にスギという名が弘く行われたのは、やはりまた「
継ぎ継ぎ」の遊戯が、この音を耳に親しからしめた結果ではなかろうか。 その杉菜の....