継しい[語句情報] » 継しい

「継しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

継しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
ったも何かの縁、人を付けて帰して遣わす」 「はい有難うはございますが、母と妾とは継しい仲、たとえ実家へ帰りましても辛いことばかりでございます」乙女はまたも※たけ....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
指に平打の黄金の太く逞ましいのを嵌めていた。 肖も着かぬが、乳母ではない、継しいなかと見たが、どうも母親に相違あるまい。 白襟に消えもしそうに、深くさし....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
二十七 夫人はわずかに語るうちも、あまたたび息を継ぎ、 「小児と申しても継しい中で、それでも姉弟とも、真の児とも、賢之助は可愛くッてなりません。ただ心に....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
入れてみると、あの斬られた娘のお熊と言うのは、実を言うと先妻の子で、今の母親とは継しい間柄じゃげな。ところでその今の母親と言うのは前身は芸妓上りと言う事で、まだ....