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継子根性
「継子根性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
継子根性の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自転車日記」より 著者:夏目漱石
しゃく》に逢《あっ》てより以来、余が猜疑心《さいぎしん》はますます深くなり、余が
継子根性《ままここんじょう》は日に日に増長し、ついには明け放しの門戸を閉鎖して我....
「青年」より 著者:森鴎外
。顔の色は蒼いが、アイロニイを帯びた快活な表情である。世間では鴎村と同じように、
継子根性のねじくれた人物だと云っているが、どうもそうは見えない。少し赤み掛かった....
「雁坂越」より 著者:幸田露伴
乞うような面をして微に点頭た。源三の腹の中は秘しきれなくなって、ここに至ってその
継子根性の本相を現してしまった。しかし腹の底にはこういう僻みを持っていても、人の....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
なる天真爛漫の可憐の児童も、邪見無慈悲なる継母の手に大きくなっては、時にいわゆる
継子根性を生ずると同じように、彼らは世間の邪見無慈悲なる継母の毒手にかかって、つ....