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「継父〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

継父の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
マクシム・ゴーリキイによって描かれた婦人」より 著者:宮本百合子
なその最期を終るまでには、とるところもない性質の男と夫婦になり、ゴーリキイはその継父に堪えられないような侮蔑も受けた。「幼年時代」の中にこの母の、美しくて強いが....
黒百合」より 著者:泉鏡花
な半纏着で、晩方からふいと家を出ては帰らないという風。 滝太郎の祖父は母親には継父であったが、目を閉じ、口を塞いでもの言わず、するがままにさせておくと、瞬く内....
源氏物語」より 著者:紫式部
夫人になっていて、今の良人《おっと》との間に幾人かの子女が生まれている中において継父の世話を受けさせておくことはかわいそうであるといって、大臣は引き取ってわが母....
源氏物語」より 著者:紫式部
がら、人知れず見る機会をうかがっていたが、絶対と言ってもよいほど、姫君は影すらも継父に見せないのであった。 「お母様の留守の間は私が代理になって、どんな用の時に....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
とにその母は俘囚長清原武貞の後妻となって、子の清衡は幼時よりその家に養われ、後に継父武貞についで奥六郡を管領したとあってみれば、彼が他から俘囚の家柄のものである....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
読み耽るという調子であった。 十七歳のとき、そのころオランダ遠征軍を率いていた継父レスターがエセックスを騎兵隊指揮官に任命した。この地位は、外見のはなばなしさ....