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継立て
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
らの一行をうやうやしく出迎える。そして東は陣場か、峠の上まで見送る。宿から宿への
継立てと言えば、人足や馬の世話から荷物の扱いまで、一通行あるごとに宿役人としての....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
だって、心配しないものがあるかよ。こう御公役の諸大名の往来が頻繁になって来ては、
継立てに難渋するし、人馬も疲れるばかりだ。よいにも悪いにもこういう時世になって来....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
から大坂間の街道筋は、山陰、山陽、西海、東海諸道からの要路に当たって、宿駅人馬の
継立ても繁雑をきわめると言われたころだ。街道付近の村々からは人足差配方の肝煎りが....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
も通じないから、先方で言おうとすることをどう解していいかわからなかったが、人馬|
継立ての駅ならこの山間に十一か所あると答え、かつては彼もその駅長の一人であったこ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ぬるい手ぬるい」 アコ長も、負けず劣らず、 「ご亭主、ご亭主。継立《つぎた》て
継立て、銚子のかわりを三枚肩《さんまい》でお願いしやす」 たまらなくなったと見....