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継続
「継続〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
継続の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
、それに対する無用の反駁《はんばく》とが、その熱心を失った状態をもっていつまでも
継続されている。そうしてすべてこれらの混乱の渦中《かちゅう》にあって、今や我々の....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
age der Va:ter〕)によることにする。我々の生息するこの世界は永遠に
継続するものではない。これにはある始めがあった。そしてまたある終りがあるであろう....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
の時から漢民族の国家生活としての力が弛緩しております。今日まで、その状況がずっと
継続しましたが、今次日支事変の中華民国は非常に奮発をして勇敢に戦っております。そ....
「ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
ました。Oは十二月の末に入獄して留守でしたが、家には三四人の同志の人がいて雑誌を
継続していたのです。出獄した彼は、他にゆく処もないので、しばらく置くことにしまし....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
ものと異なり、永遠の事業として吾人は微力を傾倒し、あらゆる犠牲を忍んで今後永久に
継続発展せしめ、もって文庫の使命を遺憾なく果たさしめることを期する。芸術を愛し知....
「端午節」より 著者:井上紅梅
てや教員を兼ねた方玄綽は、自然教育会に同情を表することになった。だから衆が罷業の
継続を主張すると、彼はまだ一度もその場に臨んだことはないが、しんから悦服して公共....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
とも相談して、エレクトロトニックの状態と名づけることにした。 「この状態は、その
継続している間は別に電気的作用を示さない。しかし、コイルなり、針金なりが、磁石の....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
は、すなわち横須賀造船所の設立にして、日本政府は二百四十万|弗を支出し、四年間|
継続の工事としてこれを経営し、技師職工は仏人を雇い、随て器械材料の買入までも仏人....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
うどその教育勅語の煥発せられた頃より東京大学に教授となって教鞭を執り、三十三年間
継続し、その間、宗教に関しては仏教を中心として比較宗教を講じ、哲学の側においては....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
』というのを刊行したのである。これは古代ギリシヤの哲学を講義したもので、だんだん
継続して近世哲学に及ぶはずであったけれども、その翌年ドイツに留学することになった....
「迷信解」より 著者:井上円了
くすことはできぬ。古代、人知の開けざりしときには、人の死しても生時と同じく精神を
継続し、生時、人に怨恨を有し讐敵となるものは、死後も同様に考え、冥土に入りてその....
「西航日録」より 著者:井上円了
ス(Bath)に向かう。 二十日、朝七時バースに着す。この温泉はローマ時代より
継続せるものにて、古代の遺物また多し。浴室には種々の設備あり。座浴、立浴、臥浴、....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
果、夜十時半、太陽すでに地平線下に入る。しかれども、夜半なお灯を要せず、不夜城を
継続す。 三十一日、快晴。朝来一点の雲なく、風力減じて暖気加わる。左右の両岸に....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
ろとなり、奄美大島、沖縄諸島、小笠原、硫黄島等、これらのものは特別なる軍事占領が
継続され、百数十万の同胞は、日本の行政の外にあるのであります。まさに民族の悲劇と....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ある。この意味に於てクラウゼウィッツのいわゆる「戦争は他の手段をもってする政治の
継続に外ならぬ」、しかし戦争の目的達成のため政治、統帥の関係は一にその戦争の性質....