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続刊
「続刊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
続刊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
ルブルグで発刊された月刊雑誌。同じくペテルブルグで一八二五年から四十年間にわたり
続刊された新聞。ここでは後者を指すものと思われる。 青紙幣《あおざつ》――五ル....
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
の返送を少からしめ、又諸経費を緊縮して消極方針を執るなどで、苦しいながらも細々と
続刊し得られるからである 次に新円本の出版が続出する理由は、従来の単行本は大概三....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
までだしたのだから、いま少し熱心に会員を募ったり寄付をしてもらったりしたならば、
続刊の計画がたつだろうと言ってみたがだめだった。日曜日には荻生君が熊谷から来るの....
「読書法」より 著者:戸坂潤
笠書房は最近『ソヴェート文学全集』を出しているが、之と前後して、『唯物論全書』を
続刊している。之は唯物論の視角から見た学術的に根本的な諸テーマを取り上げて研究解....
「築地河岸」より 著者:宮本百合子
なのであった。会長が創立五周年の記念に千円出し、更に維持員をつのることで、雑誌も
続刊されることに決定したのは、六時近くであった。 今そこから彼等が出て来たうな....
「若い世代のための日本古典研究」より 著者:宮本百合子
るところは少くあるまいと思う。 古典の活きた再評価のためにはこの本のほかに、今
続刊されている『日本古典読本』(日本評論社・全十二巻)なども、今日における国文学....
「世代の価値」より 著者:宮本百合子
明史」第十四巻「技術史」(三枝博音著)も、過去の文献を有効に活かしていて、やがて
続刊されるであろう同全集中第五巻「法律史」(宮沢俊義、中川善之助著)第八巻「産業....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
世界文化』の類を数え得るに過ぎない。『唯物論全書』(すでに三十六巻を出す―その後
続刊)の出版は唯一の纏った唯物論の高級通俗書の系列であるが、他に著しいものとして....
「その人の四年間」より 著者:宮本百合子
論がでた。半年間あれこれのいきさつがあって、婦人民主新聞は、クラブの機関紙として
続刊される条件を闘いとった。この時期に新聞の編輯委員会に関係のあった大勢の婦人た....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
初に現われたのは半紙十枚ぐらいを一冊の仮綴にした活版本で、完結までには十冊以上を
続刊したのであった。これが講談落語の速記本の嚆矢であろうと思われるが、その当時に....
「獅子は死せるに非ず」より 著者:小栗虫太郎
て「シュピオ」は、もっとも売れつつある高潮期に幕をおろす。もちろん、営業部からは
続刊の希望もあったが、すでに一年間とさだめた終刊の時期も過ぎているので、名残り惜....
「ムジナモ発見物語り」より 著者:牧野富太郎
私と矢田部教授との間に起つた。 その時分、私は「日本植物志図篇」と題する書物を
続刊していたが、にわかに矢田部氏が私とほぼ同様な書物を出すことを計画し、私は完然....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
ようであった。その上いつも経費が不足し意外に手数のかかる事が多いので極堂君はその
続刊困難の事を時々居士に洩らして来た。次の手紙は『子規書簡集』に載っているもので....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
|刷の半紙十二、三枚ほどの小冊として神田明神下の晩青堂という書肆から隔週一冊ずつ
続刊されたので、第一冊の発行は明治十八年八月二十四日であった。)丁度政治が数年後....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
元年だか二年だかに、会社の事情でうちきりとなり、東京帝大の文学部の名で研究報告を
続刊し、その出版費を会社から提供する、という形で纔かにその生命をつなぐことができ....