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「綱手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

綱手の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
た。五節《ごせち》の君は人に隠れて源氏へ手紙を送った。 琴の音にひきとめらるる綱手縄《つなてなは》たゆたふ心君知るらめや 音楽の横好きをお笑いくださいますな....
南国太平記」より 著者:直木三十五
た。 (益満のいった手段を――) と、思った時、玄関で 「お母様」 と、姉娘綱手の声――すぐ、つづいて妹深雪の、笑い声がした。八郎太は、眉一つ動かさなかった....
藤九郎の島」より 著者:久生十蘭
る才覚をする。そのためには、わずかばかりの粮米などより、船ごしらえの道具や帆布、綱手などのほうが大切と、米は捨て、道具だけを積んで漕ぎ寄せたが、意外な人のかたち....
自来也の話」より 著者:岡本綺堂
雷也豪傑|譚話」――主なる役割は児雷也(団十郎)、妖婦越路、傾城あやめ、女巡礼|綱手(岩井粂三郎)、高砂勇美之助、大蛇丸(嵐|璃寛)などであった。 この脚色者....