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綱曳き
「綱曳き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綱曳きの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
つて或る暴風雨の日に俄に鰻が喰いたくなって、その頃名代の金杉の松金へ風雨を犯して
綱曳き跡押付きの俥で駈付けた。ところが生憎不漁で休みの札が掛っていたので、「折角....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
らお出でッてば」 牛車の蔭から、お通のからだはズルズル地を摺ってうごき出した。
綱曳きでもするように踏んばりながら、城太郎はまた彼方へ伸び上がって、 「アッ、も....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
とか鶏合せとかのごとく今まで成人の念者がたくさんに押掛けるもの以外に、盆や正月の
綱曳きのように、ちょうど成人から子どもへの過渡期にあるものもあれば、さらにまたこ....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
盆の終りに際して、少年が小屋をかけ、または屋外で煮炊き食事をする風があるか。また
綱曳きその他のこの頃に限る習わしがあるか。 七四 盆過ぎ行事 七月二十日同二十四....