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綱要
「綱要〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綱要の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
だけの校舎新築費を得るの途を講じ候《そろ》其《そ》は別義にも御座なく別冊裁縫秘術
綱要と命名せる書冊出版の義に御座|候《そろ》本書は不肖|針作《しんさく》が多年苦....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
風刺としての邪教 文部省における宗教制度調査会の初総会において、宗教団体法案
綱要の審査会が開かれた。席上時の文相松田氏は述べていわく。「方今物質文明の異常な....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
いことは云うまでもない(初期の労作を除けばヘーゲルの法乃至道徳理論は『法の哲学の
綱要』――一八二〇年乃至一年――と『エンチクロペディー』第二版――一八二七年――....
「読書法」より 著者:戸坂潤
内容は大体三つの部分に分れるといっていい。第一は宗教一般に関する唯物論的研究の
綱要的な紹介、第二は日本宗教史の叙述、第三は現代の宗教復興の批判。 第一では、....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
て欲しい。 一九三二・一〇 東京 戸坂潤 第一部「社会科学」的イデオロギー論の
綱要 云うまでもなくそれ自身としてはブルジョアジーのものである処の、わが国に於....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
的現実を認識することが出来なかった。之に反して、その政党解消哲学の具体的な現実的
綱要を少しも示すことのない松岡洋右全権が、多分アジア主義者であるお蔭で、アジア的....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
e des Organischen“にまとめられている。なお生気論の歴史と理論の
綱要とに就いてはその”Die Vitalismus als Geschichte....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ことが出来るのだが)、プロレタリアの政治活動の歴史的諸段階に相応する広義の政治的
綱要に対応して、内容が決って来る必要がある。唯物弁証法的なプロレタリア文学の制作....
「辞典」より 著者:戸坂潤
えばグンプロヴィチ L. Gumplowicz(1838-1909)(『社会哲学
綱要』)によれば、社会を実証的に考察するものは社会に関する科学としての社会学であ....
「解釈学と修辞学」より 著者:三木清
ただ修辞学を非難するにとどまらないで、自分自身、哲学的な根柢に立つ新しい修辞学の
綱要を描いている。これによれば、修辞学は一方では弁証論に、他方では心理学に基礎を....
「読書遍歴」より 著者:三木清
学を初め、須藤新吉氏のヴントの『心理学』などを読み、また古本屋でヴントの『心理学
綱要』の原書を見つけてきて勉強した。哲学の方面でもその頃からヴィンデルバントを初....
「日記」より 著者:宮本百合子
づきで大変天気がいい。朝珍らしく早く起きて、午前中中西屋へ行く。『夢学』、『哲学
綱要』を買って来る。大学の公開講義の聴講願書を出して置く。村上善義が結婚したので....
「クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
さえ課題として持ち出す。クリティシズムはそうした理想化。 * クローチェの『美学
綱要』(B. Croce, Grundriss d. Aesthetik)第四章....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
Breitkopf, 1926.〕 テオドール・フリンメル――『ベートーヴェン
綱要辞典』(一九二六年) 〔Heinrich Schenker: Erla:ut....
「社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
不満は、その言葉の正否に関係なく、重大問題でなくてはならぬ。現に私も亦、社大党の
綱要の大きな一つである「ファシズム反対」の建前の故に、この党を支持する決心をした....