網代屏風[語句情報] »
網代屏風
「網代屏風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
網代屏風の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
、広くもない部屋《へや》の中には、廚《くりや》へ通う遣戸《やりど》が一枚、斜めに
網代屏風《あじろびょうぶ》の上へ、倒れかかって、その拍子にひっくり返ったものであ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
らしくはしてあったが、宮のお邸はそれ以上に素朴な土地の色が取り入れられてあって、
網代屏風などというものも立っていた。寂の味の豊かにある室内の飾りもおもしろく、あ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
た気分が出ていたが、半分は繊細に優しく女王たちの住居らしく設備われてあったのを、
網代屏風というような荒々しい装飾品は皆薫の計らいで御堂の坊のほうへ運ばせてしまい....
「源氏物語」より 著者:紫式部
いて、それを宮はお用いになるのである。まだよく家の中の装飾などもととのっていず、
網代屏風などという宮はお目にもあそばしたことのないような荒々しい物が立ててある。....