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「網代木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

網代木の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
二三〇)が参考となる歌である。 ○ もののふの八十うぢ河の網代木にいさよふ波のゆくへ知らずも 〔巻三・二六四〕 柿本人麿 柿本人麿が近江....
丹下左膳」より 著者:林不忘
ぬい》の、燃ゆる思い火くるしさに、消ゆる命と察しゃんせ。世を宇治川《うじがわ》の網代木《あじろぎ》や、水に任《まか》せているわいな……といった風情。 艶《えん....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
いる。久しぶりの爪《つま》びき。 「恋すちょう身は浮舟のやる瀬なさ、世を宇治川の網代木《あじろぎ》や、水にまかせているわいな」 夢みるような瞳《め》、横ずわり....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
に属すと定家卿もの給うなり。寂蓮《じゃくれん》の急雨|定頼《さだより》卿の宇治の網代木《あじろぎ》これ見様体の歌なり。 とあり。景気といい景曲といい見様体とい....