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綵
「綵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綵の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
薇《ばら》の花を咲かせるもののことである。
侏儒の祈り
わたしはこの
綵衣《さいい》を纏《まと》い、この筋斗《きんと》の戯を献じ、この太平を楽しんでい....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ていた。 「かれは酒が大好きで、酔うと力が満ちて来ると見えて、私たちに言いつけて
綵糸で自分のからだを牀に縛り付けさせます。そうして、一つ跳ねあがると、糸は切れて....
「愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
君|須らく聴取すべし 怕る日西山に薄って愁阻を生じ易きことを 早く回程を促して
綵衣相対して舞わん 歌が終った時ぶんには、皆の眼に涙が光っていた。趙を載せて往....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
う。――次は天人楽である。大自在天王が天人六十人をひきいて現われる。二十人は天衣
綵花を盛り、四十人は音楽を調べる。東西に別れて舞台に列び、仏を讃歌していうには、....
「三国志」より 著者:吉川英治
十四万 帯甲将士十万二千人 吏四万人 米四十四|万斛 金銀二千斤 錦綺
綵絹二十万匹 ――余物これにかなう。 とあるからそのほかの財宝も思うべしであ....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
は目撃した。伊那谷ではこれを後に苗代に立てるという。熱田神宮四月八日の花の頭は剪
綵花を飾ったらしく、張州府志など迄が、これを灌仏会の一種の式と断定しているが、そ....